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中川 庸雄
JAERI-Data/Code 2003-016, 89 Pages, 2003/11
中性子入射反応に関する実験データを格納し、検索するためのシステムNESTOR2を開発した。このシステムはFortran77で書かれていて、UNIXのワークステーションまたはWindowsのパソコンで利用できる。NESTOR2への入力は、核データに関する国際協力の下で収集整備されているEXFORのデータを使用する。検索用コードを用いて格納したデータの索引,数値リスト,数値データファイル,コメント情報のリストなどを作成することが可能である。本レポートでは、システムの概要と使用法を説明する。
海老沼 幸夫
INFORMANT, 4(2), p.79 - 85, 1987/02
可能な限り適合性の高い文献を優先的に出力する手法には、そのランキング性能を示す測度が必要である。その幾つかは既にRocchioらによって提案されているが、使用に不都合なので、新たな測度を提案する。まず、適合文献の出力順位に従って得られる再現度-適合度関数の積分値に着目する。次にこの面積をベースとして、ランキングを行わない通常の検索出力の値を0とし、01(最低最高)間の正数値をとる時に有意なランキングを、負数をとる時に無意味なランキングを示すように規準化する。この正負による表示が従来の測度と大きく異なる点である。この測度を導いた後、適用性を検討する。その結果、新測度は、ランキング・モデル間の性能差のみでなく、その有用性・無用性を容易に識別できるので、ランキング性能の評価やランキング・モデルの選択に有効であることが確認された。
石川 雅章*; 泉 文男; 須藤 高史
JAERI-M 84-051, 40 Pages, 1984/03
この報告書は、原子力発電プラント・データベースシステム開発の一環として行われた共同研究の成果について述べるものである。共同研究では、公開されている原子炉設置許可申請書中の安全設計データを中心とするデータに、日本語処理とイメージ処理を適用するデータベースシステムの概念設計を行ったもので、その成果の概要を述べている。
海老沼 幸夫
KURRI-TR-248, p.9 - 21, 1984/00
INISの運営、INISファイルの構成、検索項目、検索結果等について紹介する。オンライン利用者を対象に記述する。
海老沼 幸夫; 小松原 康敏
日本原子力学会誌, 25(9), p.691 - 695, 1983/00
被引用回数:0 パーセンタイル:0.02(Nuclear Science & Technology)所外を対象としたINISデータベースの検索サービスは、原研が(財)原子力弘済会を通してバッチ方式で実施してきた。この方式は広く全国の利用者から利用されてきたが、オンライン化の要望も高かった。そこで、日本科学技術情報センターが運営しているJOISによって、INISのオンライン利用を来年初めから開始する方向で原研との間で連絡調整が進行している。オンラインサービスの開始を契機にINISの利用がさらに増大することが期待できるが、これまでの所内の利用状況と使用経験を通して両方式の効果的な使用法を紹介した。(学会からの依頼記事)
海老沼 幸夫
INFORMAT, 1(2), p.201 - 216, 1982/02
日本原子力研究所のINIS文献検索システムで機能している自動ランキング法は、適合率は低いが再現率は高いと予想される広い検索結果に適用し、若干の再現率低下を許容しながら高い適合率を自動的に得る事をねらっている。この目的は十分達成可能である事を一連の実験と実際の遡及検索の双方に基づいて明らかにする。
小松原 康敏
Terminal, 2(3-4), p.23 - 28, 1982/00
1981年から開始した原研INISオンライン検索サービスのシステムを紹介し、アンケート方式で調査した同サービスの利用者の反応を報告する。調査項目は、応答速度、検索項目の使い方、出力結果の表示法、INIS以外のデータベースの利用希望などであった。長鎖の結果、全体的には80%の利用者がオンラインサービスに満足しているものの次項のような改善の希望が指摘された。それは、端末応答速度および出力方式の改善、マニュアルの記述法の改良などであった。また、データベース量を現行の5年分から10年分に拡大するよう要望する声も強かった。またINIS以外のデータベースのオンライン利用の希望は74%の利用者が望んでおり極めて高いものであった。
海老沼 幸夫; 高橋 智子
情報管理, 24(2), p.139 - 149, 1981/00
フリータームとディスクリプタが1対1に対応する検索語があるテーマ(1)、かなり包括的な概念を含む検索語を有するテーマ(2)、フリータームでは適切な術語があるがディスクリプタがないテーマ(3)を選びテストした。(1),(2)の場合にはディスクリプタ方式、キーワード方式(ディスクリプタ+フリーターム)いづれも検索効率は同じ程度であり、検索語の選択も容易であった。サーチャーは検索テーマを考慮していづれを選択してもよい。フリーターム方式は厄介であり不要である。(3)の場合はディスクリプタ方式は、再現率は確保できるが適合率が低くなる。キーワード方式は検索式の作成が容易で、検索効率もよい。ディスクリプタ方式とキーワード方式を併用するシステムが望ましいとの結論を得た。
佐々木 芳雄; 中村 康弘
情報管理, 24(4), p.383 - 393, 1981/00
原研において、汎用プログラムFAIRSによるINISオンライン検索システムの構築と検索についての実験を行った。データベースの規模は1年分約7万件で、利用者は原研東海研究所内の職員であった。この結果、オンライン・データベースの構築が原研計算センターの通常オペレーション下ででき、オンライン検索も実用範囲内で行えることを確認した。またアプリケーション開発も容易であり、外部ファイルの参照、検索結果の分析、加工等各種機能も付け加えられる。
海老沼 幸夫
情報管理, 24(6), p.587 - 595, 1981/00
確率論を基礎として検索語に自動的に重みを与えるモデルを取り上げ、ブール論理検索への適用についてINISデータベースを用いて検討した。多くの2値理論独立モデルの中、3モデルがよいランキング性能を示すことを明らかにした。
海老沼 幸夫
情報管理, 22(4), p.311 - 319, 1979/00
情報検索システムとサーチ・テーマとの親和性という概念が存在し、定量化できることを示す。その表示によって、同一システムに対するテーマ間の親和性の相違,異なったシステムに対する同一テーマの親和性の相違,同一テーマ群に対するシステム間の親和性の相違等を比較することができる。テスト用には、原研INIS文献検索システムとサーチ・テーマ10プロファイルを用いる。
海老沼 幸夫
JAERI-M 6197, 33 Pages, 1975/07
昭和48年度および49年度の2ヵ年にわたるINIS自体、ならびに日本の対INISナショナル・センターである原研の活動状況について述べる。INISは48年度初めからFull Operationにはいってほぼ当初の目標を達成し、さらに50年2月には抄録誌化計画を決定した。国内のインプット体制もこれに対応して定常化に向かってきたが、今后の抄録誌化への対応は難事である。INIS磁気テープを利用するSDIサービスの試験的実施は着実に進展した。
海老沼 幸夫
Isotope News, (252), p.8 - 9, 1975/00
キーワードを用いた情報検索の基本原理をINISシステムを例に上げて解説し、現在国内で利用できる検索サービス・システムについて簡単に紹介する。